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  • 交響曲『病棟の一夜』 episode③

    先客は1名。救急の病室は男女も関係なしの4人部屋ナリ。
    夜やし救急やしカーテンで仕切られ電気も消えてるので、先客に挨拶することもないだろうとそのまま荷物を片づけ隣のベットに。
    T先生や看護師さんとこの後の予定の話を済ませて家族も帰り一息ついた。

    ついたその瞬間、

    『ぷぅ~~♪』


    なんや!なんぼ挨拶なかったからっていきなし屁で挨拶かい!

    ・・・・・ったく。。どんなやっっちゃ!


    わ!めっちゃくさい!
    何食べてん!何で運ばれてきてん!おなら臭すぎちゃうんか?
    しかも、カーテンのすそから侵入してくるわけやし。。おならって空気より重いんかな?
    そんなん、どうでもいいわ。

    あなた、絶対どっか悪いですよ!

    男か女か若いか年かわからんけど、たとえ上戸彩でも即嫌いになれるくらい臭いで、これ!



    。。。。。あ、でも上戸彩やったらちょっと考えるか。

    もう寝よ!寝よ!はよ寝よ!

    痛みと薬のせいか気がつくと九時くらいなのに眠りに落ちていた。


    ZZZZZZZZZZZZZ............すやすや


    『ガヤガヤガヤ・・・エコー持ってこい!…先生、呼んできて!・・ガヤガヤ・・』

    カーテン越しの薬の名前を叫ぶ声、明るい照明、がちゃがちゃ機材の運び込む音で目が覚めた。
    『ぜーぜーぜーぜーーー』

    急患らしい。意識はあるようだ。
    12時前か。
    しゃあないな。
    救急病棟ってことわかっていてるわけやし。
    死なないでねって思いながら、目を閉じていた。


    『ぷぅ~~♪』

    いや、おならはええって!・・・臭い。。

    リアル救命病棟24時が始まった。
    脳梗塞も過去にあるだかなんだかに、今回は新筋梗塞で他にも持病があるとゆうおっさん、いや、おっちゃん、いや、患者さんらしい。
    俺が『もうちょっと死んでるやん!』と、思ったのは、江口洋介にばれたら怒られるので内緒だ。

    もうこの辺になると機械やら人が当たり引っかかり、通路横部分の俺のベッドのカーテンは完全にオープン♪
    俺も動かれへんしそのまま開いたまま。

    おっちゃん、いや、患者さんは見えないが小日向さん似の指導医と例えようのない。。うーん、若い温水さんのような研修医が処置してる。
    ヤング温水は怒られまくり。。。

    『なんで、そっちやねん!普通、こっちやろ!』
    『もうええ!俺やる!』
    『入れろ!なんでもええからはよ入れろ!はよせぇ!』

    なんでもはあかんやろ。。。。

    『針刺せ!針!なんで、そんなんすんねん?』
    『お・ま・え!針まがっとるやないか!』

    怖い・・・・怖すぎる。聞いてたらたまらんやろな!
    俺なら逃げだす。
    TVなら一触即発の緊迫したシーンなのだが,そこは偽小日向さんとヤング温水。本編に関係のないちょっとしたこぜりあいとゆうシーンにしか見えないのが悲しい。


    『ぷぅ~~♪』
    はいはい。。

    『こりゃ寝れんわ。。』ってんで、そんときに始まったんがこのブログですが、おっさん、いや、患者さんの容体は2時ころには落ち着いた。
    ウトウトしかけてころ、
    落ち着いたところで、看護婦さんが来て『○○さん、動けないからおしっこ行けないんで、カテーテル入れましょうねぇ』
    『ひっ!いやや!管いれるんやろ?いやや!自分で行く』
    『無理でしょー!先生の指示やからいれますよ!』

    いやや!いやや!とごねていたが、『ほんまに痛ない?』と小六みたいな質問をしながら、されることになった。

    『いだだだだっだだ!痛い痛い!無理無理!』
    『もうちょっとやから我慢して!』
    『やめてやめてやめて!ぬいて!もうやめて~~。。。。あっ!あ!ああぁ~・・』

    『おまえは襲われた女の子か!なんで、俺が見守らなあかんねん。。』と思いながらもどうやら終わったようなのでほっとした。
    『痛い。。痛い。。痛い。。痛い。。。』

    いつまでゆうとんねん!と思ったがもういけるやろ?と思った矢先、
    『あーーーーーーーあーーーーーーー』ぁーーーーー



    今度はなんやねん!

    『洩れてる洩れてる洩れてる!』
    『うそ!やん!いやや!ほんまや!』
    『お尻つたってるもん!抜いて!抜いて!抜いて!抜いてぇなぁ殺生やで、もう。。。いだだだだだだああ!だから、嫌やゆうたんや!』


    おしっこまみれで最悪の状況で対処してる看護婦さんに
    『だから嫌やったんや!』
    と言いながら抜いてもらい、『しびんも嫌や』とゆいだした時点で、患者さん、いや、おっちゃん、いや、おっさんは完全に俺の怒りの対象にかわった。殺生なんは、おまえだ!
    めっちゃやさしい看護婦さん達やのに。。


    『ぷぅ~~♪』
    わかったわかった。。おまえも同感やねんな!

    それから、朝まで『痛い痛い』と言い続け、しビンコールをし、数分おきに痰が絡むのか
    『ごっほごっほ!がぁーがぁー!!かー!かー!』をやり続けた。

    うるさいし聞いてて気分が悪い。

    一睡もできずに朝の六時。
    おっさんは今度は鼻に数センチ、酸素の管を入れられるのに怯えている。
    『正直、刺したれ!許す!』と殺意を覚えた。

    もういらつく元気もない。一刻も早くここから出たいだけだ。

    ぷぅ~♪のところに担当医師がきた。
    どんなやつやろ?
    よかった。
    おっちゃんやった。
    わっかい女の子やったらなんか意味のわからんトラウマになるとこやで。
    なんでも、大腸と胆のうの内臓疾患らしい。
    そりゃそうだろう。そうやと思うわ。

    ここで、朝食。。。。まったく、食う気しないところにおっさんの痰の音。

    もう、うんざりだ。


    あ!さよちゃんきた!じゃない。。T先生が助け出しに来てくれた。もう、まるで天使のように見える。

    手際良く手続きを済ませるクールなT先生の姿をきらきらした目で追い、問診には何も逆らわずしっかりうなずき、さっさと荷物をまとめ整形病棟へと助け出してもらった。
    さらば、救急病棟。

    去り際に奴が
    『ぷぅ~~♪』
    お互いの健闘をたたえるかのようなエールを送ってきた。

    うそです、うそです。これはうそです。



    こうして、ムソルグスキーの交響曲「はげ山の一夜」のような救急病棟の夜は夜明けを迎えた。

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